食事制限なしの筋トレダイエット。不可能ではないがとても非効率な方法。

食事制限なしの筋トレダイエットは、非効率な方法です。

筋トレダイエットとは、筋トレによって筋量を維持しつつ(もしくは増やしつつ)、食事制限(カロリー制限やPFCバランスの変化など)によってエネルギー収支のマイナスをつくり出していくダイエット方法です。

食事制限をしない場合、今現在の食事内容(摂取エネルギーやPFCバランスなど)が問題になります。痩せる人もいるかもしれませんが、多くは「変化を感じられずに挫折してしまう」ことになるはずです・・・。

太った原因は今までの食事

ダイエットが必要なカラダは、今までの食事内容によってつくられたものです。

太るのか? 痩せるのか? は、エネルギー収支が全てです。
摂取エネルギーが消費エネルギーを上回れば太りますし、摂取エネルギーが消費エネルギーを下回れば痩せていきます。

  • 摂取エネルギー>消費エネルギー=太る
  • 摂取エネルギー<消費エネルギー=痩せる

筋トレには、「体脂肪を分解する」「代謝を向上させる」というダイエット効果はあるものの、食事制限(カロリー制限)ほどの影響力はありません。

多かれ少なかれ食事制限が必要です。
極端なカロリー制限をする必要はありませんが、少なくとも「太らない摂取カロリー」と「適切なPFCバランス(三大栄養素のバランス)」の調整が必要です。

筋肉を増やしながら体脂肪を減らす

筋トレ初心者の場合、筋肉をつけながら体脂肪を減らすことができます。

筋肉と体脂肪は、同時に増えて同時に減ります。
しかし、ある程度のレベルまでであれば「筋肥大と除脂肪の両立が可能」だということも事実であり、(筋量の少ないであろう)筋トレダイエット初心者こそ、「筋肉をつけながら痩せること」を目指すべきなのです。

目的を見失ってはいけません。
筋トレダイエットの目的は、あくまでダイエット(除脂肪)であるはずです。

ダイエット(体脂肪を減らすこと)を成功させるためには、エネルギー収支のマイナスをつくり出す必要があります。そして、エネルギー収支のマイナスをつくり出すための最も効率的な方法こそが食事制限です。

モチベーション

何らかの変化(効果)を実感できなければ、モチベーションは保てません。

筋トレによるエネルギー消費は微々たるものです。
1kgの体脂肪を減らすためには、約7200kcalのエネルギー収支のマイナスが必要ですので、食事制限をしなければ途方もない時間がかかることになります。

筋肥大には、除脂肪以上の時間がかかります。
遺伝的要因によって大きな差異はありますが、筋トレの効果(筋肥大)を実感できるようになるまでには「2~6ヶ月ほどの時間がかかる」ことを覚悟する必要があります。

除脂肪であれば、2kg/1monthのペースで痩せていくことが可能です。

「どちらがモチベーションを保ちやすいか?」は、一目瞭然ですよね?

まとめ

ダイエットが必要なカラダをつくり出してしまったのは、これまでの食事内容です。ダイエットを成功させるためには、多かれ少なかれ、これまでの食事内容を変化させる必要があります。

きつい食事制限をする必要はありませんが、多少の食事管理は必要です。

どんなに食事制限をしたくなかったとしても、「ジャンクフードを控える」「タンパク質を積極的に摂取する」「微量栄養素を不足させないようにする」などのちょっとした食事制限を避けて通ることはできません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。