筋トレ時の水分補給。運動能力(トレーニング)にも影響のある水分量。

筋トレ時には、積極的な水分補給をおすすめします。

水分補給を我慢すると、脱水症状や熱中症のリスクが高まります。
トレーニングに集中していると気づきにくいものですが、体への異変を感じるようになってからでは遅すぎます・・・。

季節を問わずに、こまめな水分補給がポイントです。

脱水症状のリスク

人間の体温を調節しているのは、水分です。
水分は栄養素の運搬役であると同時に体温の運搬役でもありますので、体内の水分量が低下すれば体温のコントロールが難しくなっていきます。

過熱状態になってしまうリスクが高まるということです。

  • [水分損失3%]運動能力の低下
  • [水分損失5%]熱疲労が顕著になる
  • [水分損失7%]幻覚症状を示すようになる
  • [水分損失10%]深い昏睡状態になり、救急の処置が必要

水分量の低下は、上記のような症状を生みます。

塩分摂取は必要ない?

筋トレ中の塩分摂取を考える必要はありません。

夏場になるとクローズアップされることの多い「水分補給と塩分摂取の重要性」ですが、水分補給に比べ、塩分摂取については「積極的に摂取するべきだ」・・・とは言えない部分があります。

もちろん、脱水症状とナトリウムの損失には大きなかかわり合いがあります。

しかし、ナトリウムの損失が影響するのは一時的なものです。
極端な食事管理(塩分カット)などをせずに通常の食事をしているのであれば、運動後の食事にて十分に回復できます。

絶対的な正解ではありません。
筋トレ中の塩分摂取に関しては、専門家の間でも意見の分かれる問題ですので、自分自身の食事内容や発汗量などに注視しながら対応していくことがポイントになります。

腎臓への負担

少なすぎる水分摂取は、腎臓障害のリスクを高めます。

脱水状態が続くと尿の量が極端に減ってしまいます。
少なすぎる尿量は腎臓障害につながるリスクを高めてしまうことになりますので、運動によって失われた水分量はこまめに補給する必要があります。

水分補給をしないメリットは何一つありません。

一昔前は「喉の渇きを我慢することによって脱水状態でも動ける体を作れる(いわゆる水耐性ができる)」と考えられていたこともありますが、それが間違った情報であることは確実です。

喉の渇きを感じる前に、適切な水分補給を心がけてください。

まとめ

筋トレ中には、積極的な水分補給をおすすめします。
特に汗をかいていないと感じられる場合であっても、こまめに水分補給をすることがポイントになります。

基本的に、塩分補給は必要ありません。
特別な食事管理(塩分カットなど)をしていないのであれば、必要量のナトリウムは食事によって摂取することが可能です。

とにかく、こまめな水分補給を心がける必要があります。
脱水症状は、熱中症や腎臓障害を引き起こすリスクがありますので、自宅での筋トレ程度であっても水分補給を軽視してはいけません。

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