ダイエットと睡眠の関連性。深い眠りは痩せるための必須条件かも。

睡眠(深い眠り)は、ダイエットにも効果的です。
信じられないかもしれませんが、質の高い睡眠をとることによって「痩せやすくなる」「無駄な食欲が起こりにくくなる」などのメリットがあります。

もちろん、極端に痩せやすくなるわけではありません。
しかし、「睡眠でスムーズなダイエットが可能になる」「睡眠で食欲のコントロールが容易になる」としたら・・・取り組まない手はありませんよね?

以下、ダイエットと睡眠の関係性についての詳細を記載していきます。

成長ホルモンの分泌

深い睡眠は、成長ホルモンの分泌を促します。
成長ホルモン(GH)には様々な作用があり、ダイエットに関連する作用としては「筋肉が増える(代謝が向上する)」「体脂肪が減る」などがあります。

本来、成長ホルモンはアナボリックホルモンです。
「合成に関わることはあっても分解に関わることはない」と考えられてきました。しかし、体脂肪に対してはカタボリックに作用することが確認されています。

そして現在では、成長ホルモンが筋や骨などに対してはアナボリックな作用をもち、体脂肪に対してはカタボリックな作用をもつという「両刀使い」であることが、疑いようのない事実として受け入れられるようになってきました。

引用元:石井直方[著]『トレーニングをする前に読む本』P128より

筋肉を増やして(安静時代謝を増やして)体脂肪が減るのですから、ダイエットに活用しない手はありませんよね?

また、成長ホルモンには美容効果があります。
具体的には、「肌細胞が活性化する」「シワが減る」「頭髪が増える」などの作用です。成長ホルモンは、別名「若返りホルモン」とも呼ばれています。

食欲のコントロール

質の高い睡眠は、食欲のコントロールを容易にします。

睡眠不足と肥満には、密接な関連性があります。
「睡眠時間が基準(7時間)よりも1時間少ないと肥満率が23パーセント上昇する」という研究報告があるほどです。

これには、睡眠時間が食欲に影響を与えることが関係しています。

睡眠による肥満改善に影響するホルモンに、「レプチン」と「グレリン」の2つがあります。レプチンは、通称”満腹ホルモン”と呼ばれ、食欲を抑制する働きをし、一方のグレリンは、通称”食欲ホルモン”と呼ばれ、食欲を増進させる働きがあります。

引用元:KKベストセラーズ[著]『腹を凹ます体幹トレーニング』P86より

ダイエットは、ストレスフリーで行うべきです。

無駄な食欲を我慢しても、よいことはありません。
精神的ストレスは太りやすく痩せにくい体質の原因になりますし、生活の質を落としてしまうことにもなりかねません。

無理なくダイエットを成功させるためにも、睡眠が大切なのです。

まとめ

ダイエットには、質の高い睡眠が必要です。
睡眠の質を向上させただけでも、「成長ホルモンの分泌が促される」「無駄な食欲が起こりにくくなる」などのメリットがあります。

ダイエットは長期戦です。
短期間で体重を減らすことは可能ですが、体脂肪だけを減らす為にはある程度の時間を要することになります。

無駄なストレスに耐える必要はありません。
睡眠を上手に利用して、ストレスの少ないダイエットを目指すべきです。

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