運動にストレス解消の効果がある理由。筋トレと有酸素運動の違い。

運動は、ストレス解消につながります。
運動は「(基本的には)肉体にストレスをかける行為」ですので、「精神的ストレスには効果がないのでは?」と思われるかもしれません。

しかし、実際には驚くほどの効果があります。

精神的につらい時こそ、運動をするべきです。
運動によって精神的ストレスの根本的な要因は解決できないかもしれませんが、根本的解決の手助けになってくれることは確実です。

また、睡眠の質を高めたり、体調を良くする効果もあります。
睡眠不足や体調不良は、「不調→パフォーマンスの低下→ストレス→不調→」のような負のスパイラルを招いてしまう可能性があります。

以下、ストレス解消に運動が効果的である理由を説明していきます。

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シーソーのように働く交感神経と副交感神経

筋トレをしていると、安静時に副交感神経が強く刺激されます。

人間の体は、自律神経によって調節されています。
戦うべき時は交感神経が活発になることで「心拍数や血圧が上がる」ことになり、休むべき時は副交感神経が活発になることで「心拍数や血圧が下がる」ことになります。

自律神経は、メリハリが大切です。

  • 交感神経:戦闘モード
  • 副交感神経:リラックスモード

運動習慣があると、自律神経の切り替えがスムーズになります。

また、日頃から激しい運動をしている人は平常時に副交感神経の働きが活発になるので、心臓の拍出力も心拍数も低下します。

リラックスできない一因にには、自律神経が関わっています。
交感神経と副交感神経のメリハリがない生活を続けてしまうと、自律神経の調子が狂ってしまい自律神経失調症のような症状があらわれてしまいます。

ストレス解消には、メリハリのある生活が必要です。

単調な運動による(混乱した)脳のリセット

単調な運動(有酸素運動)には、脳をリセットする効果があります。

脳は、飽き性です。
複雑な作業には強く反応しますが、単調な作業(単純作業)にはすぐに慣れてしまって反応することを止めてしまいます。

ストレスは、脳のオーバーワークであると言えます。

単調な作業は、脳細胞の反応を停止させます。
脳細胞の反応が停止する(考えなくなる)ことによって、過剰なストレス状態がリセットされてリラックスできるようになるのです。

何もかもが嫌になったら、何も考えずに有酸素運動をすることです。
ダラダラ歩いているだけでも、十分に効果があります。

覚醒時エネルギー消費量と睡眠の質

覚醒時のエネルギー消費量が増えると、睡眠の質が高まります。

精神的ストレスは、睡眠の質を落とします。
もし、「寝つきが悪い」「丸くならないと寝付けない」「睡眠時間が十分であっても眠い」などの自覚があるのであれば、精神的ストレスが原因になっている可能性があります。

睡眠の質を高めるためには、運動することです。
これは、睡眠には「覚醒時のエネルギー消費量が大きいと、睡眠の質が高まる(理想的な眠りにつける)」という関連性があるためです。

これは、高齢者を対象にした調査によって確認されています。

高齢者の睡眠には、「深い眠りが少ない」という特徴があります。
しかし、覚醒時エネルギー消費量で比較してみると、覚醒時のエネルギー消費量の多いグループでは、「睡眠の質が高まる」ことが確認されています。

ストレス解消には、よく動いてよく眠ることがポイントになります。

運動による活動的に動ける体

運動をすると、毛細血管が発達して全身の体調が良くなります。

慢性的なストレスは、悪循環によってもたらされています。
ストレスを緩和するような対処方法ではなく、どこかで悪循環を断ち切らなければ「根本的な解決」にはつながりません。

そこでおすすめしたいのが、運動です。

運動には毛細血管を発達させる効果があります。
肩こりや冷え性など、慢性的な体の悩みの多くは「血行不良」によってもたらされていることが多く、血行を良くすると格段に体調が良くなる可能性があります。

ここでポイントとなるのが有酸素運動です。

血行の良し悪しは筋肉量ではなく、むしろどういう運動をよくやっているかに依存します。一般的にはエアロビックの運動をよくやっている人の方が、筋肉の中の血行がいい。

体調をよくするためには、有酸素運動です。

しかし、脂肪燃焼目的の有酸素運動よりも運動強度を高めることがポイントです。
散歩などの低強度の有酸素運動であっても毛細血管は増えますが、もう少し運動強度を高めた方が毛細血管を増やすためには効果的です。

毛細血管が増えると、冷え性や肩こりなどが改善され、快適に動ける体に変化していきます。

まとめ

ストレス解消には、運動が効果的です。
運動をすることによって「脳をリラックスさせることができる」「自律神経のバランスが整いやすくなる」「快適に動ける体を手に入れられる」などのメリットがあります。

古典的な方法に思えるかもしれませんが、その効果は確実なものです。