論理的とは相手に納得してもらうこと。そのために必要な3つの条件。

論理的か否かは、相手(もしくは自分)を「納得させることができるか?」にかかっています。ツッコミどころがなく「なるほどね」と思えるような意見(主張)こそが、論理的な展開方法だということになります。

論理的と理屈っぽいは、似て非なる言葉です。
主張が複数のMECEな根拠(モレやダブりのない根拠)によって支えられていれば論理的ですし、根拠が不十分であれば理屈っぽいとなります。

そして、論理的であることには3つの条件があります。

  • 主張が課題の答えになっていること
  • 「So What?/Why So?」の関係が成立していること
  • 根拠はミッシーな関係にあること

以下、論理的であることの3つの条件について説明していきます。

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課題(テーマ)への回答

主張や結論は、課題(テーマ)の答えになっている必要があります。

「当たり前じゃないか」と思われるかもしれません。
しかし、最初は正しい課題認識のもとに検討を進めていたとしても、気になる点に注意が奪われて課題のすり替えが起こることは珍しくありません。

テーマから外れてしまっては、論理的かどうか以前の問題です。

また、課題(テーマ)を正しく把握できているのか? という問題もあります。
主張や結論によって、相手に「理解してほしいのか?」「意見やアドバイスを仰ぎたいのか?」「行動してもらいたいのか?」などの違いです。

論理的であるためには、方向性を見誤ってはいけないのです。

イシュー(論点)を固める意味。目的のない議論は無意味な時間を生む。

「So What?/Why So?」

「So What?/Why So?」の関係が成立している必要があります。

論理的であるためには、ピラミッド構造である必要があります。
結論(主張)は、複数のミッシーな根拠(重複や漏れのない根拠)に支えられることによって論理的な主張となるためです。

「So What?/Why So?」で論理の構造を確認してください。

  • So What?(だから何?)
  • Why So?(なぜそうなのか?)

主張から根拠へは「Why So?」、根拠から主張へは「So What?」と問いかけます。

ピラミッド構造が正しければ、「○○だから△△です」のように、(階層の違う)主張と根拠につながりができ、話が飛んでしまうことによる「つじつまが合わない」などの問題を回避することができます。

ミッシーな根拠

主張を支える根拠は、ミッシーな関係である必要があります。
ミッシー(MECE:Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)とは、「ある事柄や概念を、重複や漏れのない集まりで捉えること」を指します。

ミッシーによるグルーピングがうまくできていないと「同じ根拠が繰り返されてしまう」「必要な根拠が抜けてしまう」などの問題が起きやすく、結果として論理的ではない(独りよがりな)主張となってしまいます。

MECEアプローチとは? モレやダブりを作らないグルーピング方法。

たとえば3C(もしくは4C)は、典型的なミッシーのフレームワークです。
「顧客・市場、競合、自社、チャネル」という3ないし4のグルーピングをすることで、企業や業界全体を押さえられています。

  • 顧客・市場:Customer
  • 競合:Competitor
  • 自社:Company
  • チャネル:Channel

これによって、論理的なアプローチが可能となるわけです。

ミッシーアプローチは論理的思考の基本的なテクニックです。
たくさんの情報が散らばっているときこそ、MECEの切り口にて整理していく(いくつかのグループに分類していく)ことで全体像を見渡せるようにすることです。

まとめ

論理的であることには、3つの条件があります。

  • 主張が課題の答えになっていること
  • 「So What?/Why So?」の関係が成立していること
  • 根拠はミッシーな関係にあること

この点がずれていると、論理が崩壊します。
論理的であることと小難しく説明することを混同してしまう方も少なくありませんが、論理的であるということは相手に「なるほどな」と思わせることなのです。

難しく考える必要はありません。
「どうすれば納得してもらえるのか?」を最優先に考えて、ピラミッド構造を構築していくことがポイントとなります。