MECEアプローチとは? モレやダブりを作らないグルーピング方法。

MECE(ミッシー)は、グルーピング方法のひとつです。
「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字をとったものであり、「相互に重なりなく、漏れがない」ということを意味します。

  • M:Mutually(互いに)
  • E:Exclusive(重複しない)
  • C:Collectively(全体に)
  • E:Exhaustive(漏れがない)

論理的思考(ロジカルシンキング)には、MECEアプローチが必要不可欠です。

この記事では、MECEアプローチとその他のグルーピング方法を比較するために、一般的に用いられることの多い「羅列アプローチ」「仕分けアプローチ」「MECEアプローチ」の3種類について説明していきます。

羅列アプローチ

羅列アプローチは、情報を羅列する方法です。
とにかく目につくもの思いつくものを羅列していくことになりますので、あっという間にリストがたまっていきます。

情報量の多さに、愕然としてしまうはずです。

しかも、羅列アプローチはチェックが大変です。
ルールもなく情報が羅列されているだけですので、「本当にモレやダブりがないのか?」の確認が困難なのです。

仕分けアプローチ

仕分けアプローチは、機械的に順を追って仕分ける方法です。
曜日別、時間帯別などのように情報を仕分けていきますので、羅列アプローチよりは親切なグルーピング方法です。

しかし、「本当にモレやダブりはないのか?」の確認は困難を極めます。

仕分けアプローチの性質上、時系列で分類していくことが多くなります。
時系列による分類は、情報の種類や性格を正しく認識することが困難であり、「同じことを繰り返している」ような錯覚に陥りがちです。

情報の重複によって、脳が混乱してしまうのです。

MECEアプローチ

MECEアプローチは、全体集合を部分集合に分けていく方法です。
前述の仕分けアプローチもモレのできにくい方法ではありますが、分け方を変えることで、より明確なグルーピングができるようになります。

たとえば、多くのフレームワークはMECEが応用されています。
3Cであれば「顧客・市場、競合、自社」、マーケティングの4Pであれば「製品、価格、チャネル、訴求方法」となります。

フレームワークは、要素分解できるタイプのMECEと比べれば「モレやダブりのないことを証明することが難しい」という欠点はあるものの、致命的なモレやダブりのできにくいグルーピング方法であるといえます。

使えるようになるまでには訓練が必要ですが、使えるテクニックであることは間違いありません。

まとめ

MECE(ミッシー)とは、全体集合を部分集合に分けていく方法です。
独自にMECEポケットを作っていく必要があるため、羅列アプローチや仕分けアプローチのような簡単さはありません。

はじめはストレスに感じられるはずです。

しかし、(MECEポケットの作り方によっては)ものの見方が違ってきますので、「切り口を変えたアプローチ」や「ユニークなアプローチ」につながりやすくなるというメリットがあります。

訓練によって質を高めていく類のテクニックです。
このことからも、日常的に「どのようにすればモレやダブりをつくらずにグルーピングできるのか?」という意識を持つことがポイントとなります。

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