運動後にプロテインを摂取する意味。筋肉の材料としてではない根拠。

運動後には、プロテインを摂取するべきです。
「プロテインを摂取しなければ運動効果が得られない」というわけではありませんが、運動後に摂取するプロテインには、それ相応のメリットがあります。

  • 筋合成のスイッチ
  • トレーニング後の食欲不振

以下、運動後にプロテインを摂取するべき根拠を説明していきます。

筋合成のスイッチ

プロテインを構成するアミノ酸は、筋合成を促します。

トレーニング直後は、タンパク質合成が高まっているタイミングです。
そこにタンパク質合成を促す作用のあるアミノ酸を摂取することで、タンパク質合成は”より”活性化されることになります。

トレーニングをするだけでもタンパク質の合成は上がりますが、ロイシンなどのアミノ酸を摂取すると、それがさらに上がるのです。

引用元:石井直方[著]『新・筋肉まるわかり大事典』P58より

摂取したタンパク質が、すぐに筋肉の材料になることはありません。
トレーニング後のプロテイン摂取の目的は、あくまで「タンパク質合成を促進させる」ことにあります。

運動直後のタンパク質合成は、すでに血液中を流れているアミノ酸によっておこなわれています。血液中を流れているアミノ酸は「運動前に摂取された食事」によるものですので、栄養管理はトータルで考えていく必要があります。

トレーニングによる食欲不振

トレーニング後に食事を摂れるのであれば、それに越したことはありません。

しかし、トレーニング直後は食欲がなくなります。
全身の血流が刺激された筋肉(部位)に集まっていきますので、(一般的に)内蔵機能は著しく低下してしまいます。

そこで役立つのがサプリメントです。
タンパク質のサプリメントであるプロテインパウダーであれば、内蔵機能の低下による食欲不振の状態でもストレスなくタンパク質を摂取することができます。

サプリメントに対して嫌悪感のような感情を抱いている人も少なくありませんが、使えるものは積極的に使っていった方が「トレーニング効果を最大限に享受」することができるようになります。

まとめ

運動後のプロテイン摂取は、タンパク質合成を促すためです。
もちろん、全体的なタンパク質摂取量にも影響を与えますが、主要な目的は「タンパク質合成を促すこと」にあります。

栄養管理は「食事からであること」がセオリーです。
しかし、プロテインはあくまでタンパク質のサプリメントであり、それ以上でも以下でもありません。

食欲のなくなるタイミング(運動直後など)での栄養補給には、「積極的に使っていくべきなのではないか?」・・・と考えています。

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