腹筋を割る方法。効果的なアプローチは現在の状態によって異なる。

腹筋を割る方法を説明します。

腹筋が割れて見えるためには、一定の条件があります。
それが、「肥大した腹筋(腹直筋)」と「薄い皮下脂肪」です。……これら両者のバランスによって、腹筋は浮き出て見えるようになります。

  • 腹直筋のボリューム
  • 皮下脂肪の厚さ

腹直筋が肥大すると、凹凸が深くなります。
しかし、腹直筋の表面を覆っている皮下脂肪が厚ければ、腹直筋の凹凸は埋もれてしまいますので割れて見えることはありません。

また、皮下脂肪が薄い場合であっても、腹直筋に凹凸がなければ「はっきりとした腹筋の形は浮かび上がってこない」ということになります。

太っている場合

太っているのであれば、ダイエットを優先させます。

腹筋運動で痩せることはできません。
「お腹を引っ込めたい=腹筋運動をする」……と考える人は少なくありませんが、腹筋を鍛えても皮下脂肪は落ちません。

【補足】腹筋運動には、多少の部分痩せ効果があります。しかし、精密機器で測定しなければ違いが分からない程度の効果でしかありません。

皮下脂肪を落とすためには、ダイエット(食事管理)が必要です。

太っている人の多くは、それなりの筋肉量があります。
「太っている=ウエイトを背負って生活している」と言い換えることができますので、体幹の保持に関わる腹筋は、痩せている人よりも発達している可能性が高いのです。

痩せただけで、腹筋が割れて見えるようになることも珍しくはありません。

痩せている場合

痩せているのであれば、筋肥大を優先させます。

この場合の割れていない原因は、腹直筋のボリューム不足です。
腹直筋が小さすぎる(腹筋の凹凸が浅すぎる)ために割れて見えない状況ですので、腹直筋を鍛えて肥大化させる必要があります。

よく食べて、よく運動することがポイントです。

基本的に、筋肉の成長にはオーバーカロリーが必要です。
「腹筋を割る=カロリー制限をしながら腹筋運動をする」と考える人も少なくありませんが、余剰エネルギーがなければ筋肉がスムーズに成長することはありません。

手軽な方法としては、腹筋ローラーをおすすめします。
「限界回数×週2回」ほどのトレーニングを継続することで、数ヶ月後には明らかな変化を実感できているはずです。

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それなりの体なのに腹筋が割れない場合

筋肉の形状には、遺伝的な違いがあります。

腹直筋は、筋肉が腱性の組織によって分けられています。
「紐で縛られているハム」をイメージしてもらえれば分かりやすく、きつく縛れているほどに凹凸は深くなることになります。

しかし、凹凸の深さにも遺伝的要因が関与しています。
さほど腹直筋が肥大していなくても凹凸の深い人がいる一方、どんなに肥大させても凹凸が浅いままの人もいます。

この辺は遺伝的問題になりますので、あきらめるしかありません。

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まとめ

腹筋を割る方法には、2種類のアプローチがあります。
太っていて割れて見えないのであればダイエットが優先され、痩せていても割れて見えないのであれば筋肥大が優先されます。

  • 皮下脂肪の厚さ
  • 腹直筋のボリューム

両者のアプローチ方法には、根本的な違いがあります。
前者の場合にはアンダーカロリーである必要がありますが、後者の場合にはオーバーカロリーである必要があります。

現状を見極めて、正しい判断(行動)をとる必要があるということです。

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