オリゴ糖には多くの種類があります。
そもそもオリゴ糖とは、単糖が2~20個結合したもの(少糖類)であり、それらを総称してオリゴ糖(少ない糖)と呼んでいます。

消化性の違いによる分類は、以下の3通りです。

  • 消化性オリゴ糖
  • 一部消化性オリゴ糖
  • 難消化性オリゴ糖

腸内細菌叢(腸内フローラ)に対してプラスに作用するのは、難消化性オリゴ糖(または一部消化性オリゴ糖)になります。

消化性の違いは、「単糖に分解されて吸収されるのか?」の違いです。
難消化性オリゴ糖には、(単糖に分解されないため)インスリンの分泌が起こらず血糖値が上がらないという特徴があります。

スポンサーリンク

消化性オリゴ糖

消化性オリゴ糖は、ヒトの消化酵素で分解されます。

  • マルトオリゴ糖
  • パラチノース
  • トレハロース

分解されて消化されるため、砂糖(上白糖)と同じく約4kcalのエネルギーを持ちますが、単糖類とは違い「分解が遅い」という特徴があるために血糖値の急上昇を防ぐことができるというメリットがあります。

一部消化性オリゴ糖

一部消化性オリゴ糖は、消化性オリゴ糖と難消化性オリゴ糖の複合体です。

  • 大豆オリゴ糖
  • イソマルトオリゴ糖

たとえば、大豆オリゴ糖。
大豆オリゴ糖は、大豆に含まれるオリゴ糖の総称のことであり、消化性オリゴ糖(三糖類のラフィノース)と難消化性オリゴ糖(四糖類のスタキオース)が混在しています。

難消化性オリゴ糖

難消化性オリゴ糖は、ヒトの消化酵素では分解されない少糖類です。
分解されないオリゴ糖は腸内細菌によって分解されますので、有用菌を増やすためのプレバイオティクスとして用いられます。

  • ガラクトオリゴ糖
  • キシロオリゴ糖
  • フラクトオリゴ糖(フルクトオリゴ糖)
  • ラフィノース(ビートオリゴ糖)
  • ラクチュロース(ミルクオリゴ糖)
  • 乳果オリゴ糖(ラクトスクロース)

オリゴ糖には、強い水分吸収作用があります。
体質や摂取量によっては「オリゴ糖を摂取したら下痢をしてしまった・・・」ということにもなりかねませんので注意してください。

まとめ

オリゴ糖は、大きく「消化性オリゴ糖」「一部消化性オリゴ糖」「難消化性オリゴ糖」の3種類に分類することができます。いずれのオリゴ糖においても、虫歯を予防する、水分を吸収するなどの基本的な性質に違いはありません。

腸内細菌叢を考えてのオリゴ糖摂取(プレバイオティクス)であれば、難消化性オリゴ糖を選んでください。腸内細菌の餌にすることが目的ですので、ヒトの消化酵素によって分解されてしまっては意味がありません。

また、オリゴ糖製品の中には、含有率の低いものが存在します。
オリゴ糖製品を選ぶ際には、必ず、難消化性オリゴ糖の含有率をチェックするようにしましょう。