腹筋の割れ方(ズレ)は治せない? 左右非対称は遺伝的問題

腹筋の形は、生まれつきものです。

体脂肪を減らすと、腹筋が見えてきます。
理想的な形(シックスパックなど)をしている人もいれば、フォーパックやエイトパックに割れている人もいます。

また、必ずしも左右対称とは限りません。

僕の腹筋は、不均一です。
画像を確認してもらえばわかるかと思いますが、僕の腹筋には「左右の腱画がズレている」「シックスパックではなくフォーパックになる」という特徴があります。

残念ながら、治すことはできません。

腹筋がズレてしまう理由は?

腹筋の形は、遺伝によって決まると考えられています。

一般的に、腹筋と言えばお腹の中央にある腹直筋を指します。
腹直筋は胸骨から恥骨までつながっている筋肉で、筋繊維を腱が分断するように節状になっていることから「多腹筋」とも呼ばれています。

腹筋の割れ方には個人差があります。
平均的には「縦に4つに割れていて、上の3つは短めで一番下の筋肉はおへそのあたりから長く伸びている」のが多数派です。

おへその上の3ブロックが、シックスパックの正体です。
僕の腹筋のように3つに割れている場合にはフォーパックになりますし、5つに割れている場合にはエイトパックになります。

これらの違いは、遺伝的な違いです。

また、不思議なことに、腹直筋は人によって割れ方が違うのです。数が違っている人がいたり、左右のブロックがズレていたりする。明確な理由はわかりませんが、おそらくことは遺伝的な問題でしょう。

トレーニング方法は無関係です。
間違ったトレーニングフォームによってズレてしまうというわけではなく、生まれ持った個性ですので悩んでも仕方がありません。

気にしないのがいちばんです。

治せる可能性はあるのか?

基本的に、腹筋の形を変えることはできません。

しかし、遺伝的要因がすべてではないという意見もあります。
腹直筋の割れ方に左右さが生じるのは「腹横筋や内腹斜筋の左右差によるもの」だという意見であり、多少の修正であれば可能であることが示唆されています。

この左右差というのは、実は腹横筋・内腹斜筋の左右差によるものだと考えられます。[中略]よって、この引き込み作用に左右差が生じると、左右の腹直筋の収縮に左右差が生じ、それぞれの腱画の形が変わるという現象になると考えられます。

ポイントは2点です。

  • 腹横筋や内腹斜筋の左右差をなくすこと
  • しっかりとお腹を引き込むことを意識すること

確実に治せるとは言えません。
しかし、多少の修正であれば可能性はありますので、日常的に意識してみる価値は十分にあるかと思われます。

筋肉量(ボリューム)のバランスは?

筋肉量による左右差や上下差は、改善することができます。

腹直筋に限らず、筋肉には少なからず左右差や上下差ができます。
「上部だけが発達している」「下部だけが発達している」「左右の筋肉量(ボリューム)が違う」などの違いは珍しくないことです。

バランスよく鍛えることがポイントです。
クランチばかりしていれば上部が発達しやすくなりますし、レッグレイズばかりしていれば下部が発達しやすくなります。

また、腹斜筋のトレーニングでは「弱い方に合わせる」ことがポイントであったりもします。

まとめ

腹筋の形状は、遺伝的なものだと考えられています。
しかし、腹横筋や内腹斜筋の左右差が影響している可能性もありますので、左右差をつくらないように意識することも大切です。

いずれにしても、深く悩まないことをおすすめします。

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