筋トレをはじめると、すぐにカラダの変化が起こります。
しかし、ここでいうカラダの変化とは、見た目が変わる(筋肥大する)という意味ではなく、筋力が向上したり代謝環境がよくなるといった変化です。

  • 筋力の向上:数回目のトレーニングから
  • 筋肥大:数ヶ月後(※個人差あり)

筋肥大効果に関しては、2週間目以降からというのが定説です。
遺伝的要因に左右される問題ですので確実なことはいえませんが、真面目に取り組んでいれば、2~3ヶ月間ほどで効果を実感できるようになります。

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神経適応

筋トレ初期は、神経適応によって筋力が向上します。

運動習慣の少ない人ほど、使われていない筋肉が多いという特徴を持ちます。
トレーニングをはじめると、いままで使われていなかった筋肉が使えるようになってきますので、スムーズに筋力が向上していきます。

とくにふだんあまり運動しない人は、筋肉はあっても使われずに「眠っている」ことが多いものです。「眠っている」筋肉では、代謝という面でも目覚めておらず、低い状態です。鍛えるという以前に、目覚めさせるという感覚が必要でしょう。

引用元:石井直方[著]『一生太らない体のつくり方』P109より

このことからも、トレーニング初期に筋肥大は起こりません。

「限界までトレーニングしているのに・・・」と、思われるかもしれませんが、トレーニング初期に「限界だ」だと感じられる重量(負荷)は、筋肉にとっては「余力を残している重量」だということになります。

本格的な筋肥大がはじまるのは、(現在の筋量において)限界を感じられるようになってからです。このことからも、(漸進性の原則に従って)負荷刺激を高めていくようなトレーニングを継続していくことがポイントになります。

筋肥大

筋肥大は、約2週間後からはじまる考えられています。
これは、本格的な筋肥大がはじまるのは「(トレーニングでの負荷が)神経適応では対応できなくなってきてから」であるためです。

トレーニング初期は、面白いように使用重量を伸ばせます。
しかし、使用重量が伸び悩みはじめてからが「本格的な筋肥大がはじまるタイミング」であり、それまでの筋力向上効果は神経適応によるものです。

もっていた筋力を目覚めさせたにすぎません。

また、「(2~3ヶ月で)第三者からみてもはっきりとした筋肥大が確認できる」ほどの変化は起こりません。あくまで、「自分自身が効果を体感できるようになるまでに約2~3ヶ月ほどの時間がかかると考えてください。

これらのことからも筋トレは、最低でも3~6ヶ月は続ける覚悟が必要です。

除脂肪

除脂肪(一般的なダイエット)は、比較的短期間で効果を得ることができます。

トレーニング初心者が筋肉を増やすためには、「神経適応→筋肥大」という行程を経る必要がありますので、どうしても(見た目の変化があらわれるまでには)約2~3ヶ月間ほどの時間がかかります。

しかし、ダイエットはエネルギー収支がすべてです。
短期間で大幅な変化をもたらすことが可能ですので、無理なく取り組んだとしても月2kgほどのペースで減らしていくことができます。

短期間でのダイエットビフォーアフター画像に、肥満→痩せ型があっても、痩せ型→筋肉質や、肥満→筋肉質がないのはこのためです。(※肥満→筋肉質の場合、予め長期的なトレーニング期間を設けています)

まとめ

筋トレをはじめると、すぐにカラダは変化していきます。
しかし、筋肥大効果に限って考えれば、真面目に取り組んだとしても2~3ヶ月後に「やっと効果を体感できるようになってくる」ほどの効果だと考えてください。

また、漸進性の原則だけは確実に守る必要があります。
漸進性の原則とは、筋力レベルの増加にあわせて負荷刺激を増やしていかなければトレーニング効果は停滞するというトレーニングの原則です。

負荷強度(強度、量、仕事率など)を高めなければ、筋肉は成長しません。
当たり前のことではあるのですが、このポイントを外してしまっているがために、トレーニング効果を享受できない人が多いことも事実です。