ココナッツオイルを摂取することで、体の不調を引き起こすことがあります。
主な症状としては、下痢をしてしまう、発熱をしてしまう、吹き出物が出来やすくなってしまうなどの症状です。
これらの原因として考えられるのは、以下の3点です。
- ココナッツオイルに対するアレルギー反応
- 脂質の過剰摂取による反応
- 体内バランスが崩れることによる好転反応
アレルギー反応なのであれば、即刻、摂取を中止するべきです。
しかし、不快な症状が「下痢だけ」であったり、過剰摂取の疑いがないのであれば、「ココナッツオイルのもつ強い解毒作用による好転反応」を疑ってみるべきです。(※大さじ1~2ほどであれば過剰摂取は考えられません)
好転反応
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ココナッツオイルには、様々な健康効果があります。
- 中鎖脂肪酸の強力な抗微生物作用
- 慢性的な細胞の炎症を軽減する作用
- エネルギーとして利用されやすいという特徴
それによって、好転反応と呼ばれる不快な症状が引き起こされる可能性があります。
ココナッツオイルの使い始めに、非常に強い解毒作用を体験する人もいる。免疫系を刺激するので、体に溜まった毒物や病原菌が排出されるのだ。
引用元:ブルース・ファイフ[著]『ココナッツオイル健康法』P317より
好転反応とは、異常な状態が改善する際に生じる「体内での一時的な抵抗」だと考えられています。異常な状態に合わせるように保たれていたバランスが崩れ、一時的に不快な症状があらわれることを指します。
しかし、医学関係者の公式見解としては「好転反応は存在しない」とされています。
それでも、多くの体験談や現場的な常識では、エビデンスは存在しないものの「好転反応のような作用は確実に存在する」と言われています。当たり前のことではありますが、エビデンスの有無が全てではありません。
まとめ
異常な状態でバランスが保たれていたカラダが、ココナッツオイルの作用によって一時的にバランスが崩されている状態です。
この場合、ココナッツオイルの摂取は中止しないことがポイントになります。
しかし、「本当に好転反応なのか?」という疑問は残ります。
体質的にココナッツオイルが合わない場合もありますし、ココナッツオイルを摂取することで脂質摂取が過剰になってしまっている可能性もあります。
摂取量を減らして様子を見ることが無難なのかもしれません・・・。