チンニングスタンドは、耐荷重で選ぶ必要があります。
チンニングスタンド(懸垂マシン)は、様々なメーカーから様々なスペック、様々な機能のものが販売されています。
安いものだと耐荷重80kgなどもありますよね?
しかし、たとえ現在の体重が70kgであったとしても、購入したチンニングスタンドを長く使うためには耐荷重に余裕を持たせておくことをおすすめします。
耐荷重80kgでは、確実に強度不足になります。
静荷重と動荷重
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一時的な荷重は、体重以上になります。
荷重には、静荷重と動荷重がありますが、一般的な筋力トレーニングには、反動をつけたり切り返したりする動作も含まれます。
「耐荷重=体重」だと、どうしても強度不足になってしまいます。
また、「耐荷重=使用する人の体重」であっても安心はできません。
健康維持を目的としている場合と、カラダをつくることを目的としている場合では、使用用途に大きな差が生まれてしまいます。
多少無茶な使い方をしたとしても、安全マージンを確保できるチンニングスタンドを選ぶことがポイントになるのです。
加重懸垂
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成長に伴い、加重する必要性がでてきます。
懸垂は、「体重=負荷」となる自重トレーニングです。
トレーニングを続けることで、確実に負荷不足となりトレーニング(筋肥大)効果は薄れていきますし、体重減少(ダイエット)は負荷の低下に直結します。
いずれは、加重が必要となるのです。
耐加重ギリギリのチンニングスタンドを選んでしまうと、加重(ディッピングベルトにプレートをつり下げての)懸垂ができませんので、チンニングスタンドを買い換えなければいけなくなります。
であれば、はじめから耐加重に余裕を持たせておいた方が安心です。
フォームの安定性
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ブレの少ない器具は、効果的なトレーニングにつながります。
筋力の弱い方が安価なチンニングスタンドで懸垂をすると、フォームがブレやすくなります。これは、懸垂のフォームを安定させるだけの筋力がないために、チンニングスタンド自体を揺らしてしまうために起こります。
当然、負荷が逃げますので、トレーニングの質は低下します。
耐加重の高いチンニングスタンドであれば、(多少フォームが安定していなくても)チンニングスタンドが支えてくれることになりますので、トレーニングの質を落とさずにすみます。
初心者にこそ、安定したチンニングスタンドが必要なのです。
まとめ
チンニングスタンドの選び方は、とにかく「高い耐荷重」であることです。
「体重が軽いから耐荷重の低いチンニングスタンドでも大丈夫」・・・ということにはなりませんので注意してください。
いずれは加重懸垂をする必要性が高まりますし、耐荷重の高いチンニングスタンドほどブレの少ない効率的なトレーニングにつながりやすくなります。
初期投資としては多少高くなりますが、安いチンニングスタンドを購入して、数ヶ月もたたないうちに買い換えるよりはコストを抑えることにもつながります。お恥ずかしながら、僕のチンニングスタンドは買い換える必要があります。