リストストラップの使い方を説明します。
リストストラップは、筋トレの補助器具です。
握力(把持力)を補助することによって、「高重量を扱えるようになる」「主動筋に効かせやすくなる」などのメリットがあります。
しかし、使い方(巻き方)に絶対的な正解はありません。
筋力トレーニングの専門家であっても、巻き方に個人差があることは珍しくありません。・・・筋トレ書籍でも同様です。
以下、巻き方の一例を説明していきます。
リストストラップの使い方
リストストラップの使い方はシンプルです。
シンプルなのですが多少の「器用さ」が必要となるため、はじめは「使いづらい」と感じられるかもしれません・・・。
- 輪を作ったストラップを手首に通す。
- シャフトに巻き付けていく。
- 絞る込むように締め付けて固定する。
「コツをつかむことで上手く巻けるようになる」・・・という類の難しさではなく、「経験を重ねることで上手く巻けるようになる」ようなイメージです。
STEP1
輪を作って手首に通す
ストラップで輪を作り、手首に通します。
リストストラップは、左右差のない2本のベルト? です。
片側が輪になっていますので、左右、違う方向から通して「手首に通す輪」を作ります。・・・(多くの場合)ロゴは左右で反対になるはずです。
輪に通したストラップと親指が平行になるように、手首に通します。
STEP2
シャフトに巻き付けていく
ストラップを、シャフトに巻き付けていきます。
手の握りとは逆方向から巻き付けることがポイントです。
手の握りと同じ方向から巻き付けていくと、握力(把持力)をゆるめた際にストラップがゆるんでしまうリスクがありますので注意してください。
小指から親指の方向に向かって巻き付けていきます。
先端部分を親指で押さえつけるような形になりますので、逆方向に巻き付けていってしまうとストラップ先端を固定しづらくなります。
STEP3
絞り込むように締め付ける
最後に、巻き付けたストラップを固定します。
手首を返して絞り込むようにキツく締める(ストラップのゆるみをなくす)ことで、握力(把持力)をほとんど使わずにトレーニングすることができるようになります。
上手く巻けていると、把持力の大部分が補助されることになります。
「握力(把持力)が鍛えられない」ことを嫌ってリストストラップを敬遠する方も少なくありませんが、前腕に力が入ることによって負荷(主動筋への刺激)が分散してしまうこともありますので、基本的には使用することをおすすめします。
まとめ
とにかく、「手首に通したときの方向」「シャフトに巻き付ける方向」「しっかりと締め付けること」の3点さえ守っていれば問題ありません。
はじめは「使いづらい」と感じられるかもしれません。
しかし、「コツをつかめば上手く巻けるようになる」・・・というよりは、「経験する(繰り返し使用する)ことで巻けるようになる」ような類のものです。
スムーズに巻けるようになるためには、反復練習を積み重ねるしかありません。