プロテインは、栄養補助のために飲まれます。
筋トレ(ダイエット)のためには、「摂取エネルギーの調整」「PFCバランス(三大栄養素のバランス)」「栄養摂取のタイミングや回数」など、様々な項目を調整していく必要があります。
当然、手間がかかりますし、面倒です・・・。
そこで利用されるのがプロテインです。
プロテインに特別な効果があるわけではありませんが、「高タンパク質低カロリー食品を食べる苦痛」を緩和することができます。
高タンパク質低カロリー食品
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プロテインは、究極の高タンパク質低カロリー食品です。
余分なエネルギー(脂質と糖質によるエネルギー)を摂取することなく、タンパク質だけを摂取することができます。
100kcalあたりで換算すると、皮なしの鶏胸肉と比較しても遜色ありません。
- 100kcalあたりのタンパク質量
- 鶏胸肉(皮なし):20.6g
- プロテイン(ゴールドスタンダード):20g
タンパク質の目標摂取量には、個人差があります。
すべての人に共通する摂取量というのは存在しませんが、筋トレ(ダイエット)には想像以上のタンパク質量を必要とします。
食品からだけでは、かなりの苦痛を伴うはずです。
栄養摂取の適切なタイミング
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食事をとれるのであれば、プロテインは必要がありません。
しかし、一般的な社会人(または学生)の場合、カラダにとっての適切なタイミングでの食事(栄養バランスや回数など)をとることは困難です。
プロテインは、小さな食事(間食)としても便利なのです。
朝食、間食、トレーニング後など、タンパク質食材(肉や魚など)に対する食欲を保てる人は多くありません・・・。
それであれば、食事にこだわることなくプロテイン(タンパク質の栄養補助食品)を活用することも悪い選択ではありません。
食べることへのストレス
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高タンパク質低カロリー食品は、お世辞にも美味しいとは言えませんよね?
食事管理におけるストレスといえば、カロリー制限による「食べられないストレス」をイメージする方が多いかと思いますが、「食べなければいけないストレス」の方が大きくなることは珍しくありません。
プロテインには、多種多様なフレーバーがありますので、「食べなければいけないストレス」を大幅に緩和することができます。
もちろん、食事から摂取することが第一です。
しかし、嫌々食べ続けるのは、ストレス以外の何者でもありません。
まとめ
プロテインに特別な効果(効能)があるというわけではなく、あくまでタンパク質の不足分を補うために用いられる一つの手段でしかありません。
朝食、間食、トレーニング後など、「タンパク質は摂取しておきたいが、食欲がわかないタイミング」で活用することに意味があります。
「プロテインを飲まなければ筋肉がつかない」「プロテインを飲むことには何の意味もない」など、様々な情報を目にすることがありますが、プロテイン摂取の本質を理解しておくことがポイントとなります。