ストレス太りの原因。食べていなくても太ってしまうメカニズム。

ストレス太りは、現実に起こり得ます。

主な原因はホルモンバランスの乱れです。
もちろん、ストレスによって「ドカ食いしている(摂取エネルギーが増えている)」ことが原因になっていることは否定できません。

しかし、ホルモンバランスが乱れると確実に太ります。

これは体脂肪が増えやすくなるためです。
過剰なストレスを受けると「(同じ摂取エネルギーであっても)エネルギーを脂肪として蓄積する作用が強くなる」ことが確認されています。

以下、詳細の説明をしていきます。

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ストレスホルモンの悪影響

ストレスは、コルチゾールの分泌を促します。
コルチゾール(副腎皮質ホルモンの一種)には、血圧や血糖値を上げる作用があり、大きなストレスから体と心を守ろうとします。

短期的には代謝が向上します。
しかし、長期にわたってコルチゾールの分泌が高い状態が続きますと、「筋肉を分解して糖質に変えてしまう」「免疫力を落とす」などの作用が強くなります。

精神的ストレスは、放置してはいけないのです。

また、ストレスホルモンは他のホルモン分泌にも影響を与えます。
精神的なストレスを受け続けると、「筋肉量の減少により代謝が低下する」「ホルモンバランスが乱れて体のバランスが崩れる」などの理由から肥満の引き金になります。

ストレスホルモンは、ほかのさまざまなホルモンの分泌を妨げます。若さを保ち、免疫力を維持するホルモン(DHEA)をはじめ、性機能にかかわるホルモン(テストステロン)、睡眠に関係するホルモン(セロトニン、メラトニン)などの分泌を減少させてしまうのです。

引用元:満尾正[著]『40代からの太らない体のつくり方』P47より

過剰なストレスは、エネルギー消費を抑制します。
太るか痩せるかは「エネルギー収支がすべて」ですので、消費エネルギーが少なくなれば摂取エネルギーが同じであっても太ってしまうことになります。

さらに、ストレスによる過食が加わった日には、目も当てられません・・・。

ストレス太りの解消方法

痩せるためには、ストレスを解消することが優先されます。
ストレス太りは、原因となっているストレスを解消(または緩和)させないことには根本的な解決にはつながりません。

しかし、ストレスの効果的な解消方法には、個人差があります。
「休日は何もせずにボーッとしていること」がストレス解消につながる人がいる一方、「活動的に動き回っていること」がストレス解消につながる人もいます。

いろいろ、試してみることがポイントです。

また、アダプトゲンハーブなどを試してみるのも有効です。
リローラ(漢方薬の黄柏と厚朴が主成分)やアシュワガンダ(ナス科の植物)などには抗ストレス作用があります。

たとえば、リローラには「ストレスを原因とする過食の抑制」という効果のほかに、以下のような作用があることが確認されています。

200mgを2週間のみ続けると、ストレスホルモンの副腎皮質ホルモンが約4割減り、活力を支えるホルモンのデヒドロエビアンドロステロン(DHEA)が倍増した。

引用元:日経ヘルス[編]『サプリメント辞典 第4版』P360より

ハーブに頼りすぎるのは良くありません。

しかし、ストレスが原因の肥満(ストレス太り)の「ストレスホルモンの増加→代謝の低下→肥満→ストレスの増大→・・・」という負のスパイラルから抜け出すためには有効な手段でもあります。

用法用量を確認して試してみることも、選択肢としては悪くありません。

まとめ

ストレス太りは存在します。
もちろん、ストレスが引き金となって食べ過ぎてしまっていることも否定はできないのですが、摂取エネルギーが同じであっても太りやすい状態であることは確実です。

ストレス太りの解消には、ストレスを解消するしかありません。
直接的な原因を潰せるのが一番ではありますが、解決できない原因なのであれば、ストレスを発散できる方法に目を向ける必要があります。

ストレスが原因になっている肥満(ストレス太り)には、カロリー制限をしても痩せにくいという特徴があります。ストレス解消方法は人それぞれですが、自身のライフスタイルに合わせて最適な方法を見つけることが先決です。