おすすめの可変式ダンベルについて説明します。
可変式ダンベルには、大きく2つのタイプがあります。
ひとつめは「プレート着脱式ダンベル(スクリューシャフトなど)」であり、ふたつめは「アジャスタブルダンベル(またはブロックダンベル)」などです。
- プレート着脱式ダンベル
- アジャスタブルダンベル
一概に、どちらが優れているとはいえません。
プレート着脱式ダンベルにはプレート着脱式ダンベルのメリットとデメリットがありますし、アジャスタブルダンベルにはアジャスタブルダンベルのメリットとデメリットがあります・・・。
以下、現時点で(僕が考える)それぞれのメリットとデメリットを説明していきます。
プレート着脱式ダンベル
プレート着脱式ダンベルは、比較的安価です。
60kgセット(30kg×2)であっても約18000円ほどで購入することができますので、はじめてのダンベルトレーニングにはおすすめできる選択となります。
また、チンニング(懸垂)やディップスなどの種目においては、ディッピングベルトにプレートをつり下げて使用することができますので、汎用性の高い可変式ダンベルであるともいえます。
しかし、プレートの交換には手間がかかります。
重量固定法であれば問題ありませんが、ピラミッド法などを取り入れるようになると「煩わしさ」を感じることになることは避けられません。
ディセンディング法などの実施は、かなり難しくなると考えてください。
カラー(留め金)をスプリングクリップに変更することで、多少は使いやすくなります。・・・それでも限られた時間(ディセンディング法であれば30秒以内)でプレート交換をするのは至難の業です。
アジャスタブルダンベル(またはブロックダンベル)
アジャスタブルダンベルは、重量の変更が容易です。
ダイヤルを回すだけ(またはピンの抜き差しだけ)で重量を変更することができますので、様々なトレーニング法を実施することができるようになります。
また、すべてのプレートが一カ所にまとまっていることになりますので、片づけが容易です。(専用スタンドを使用すれば、すっきりした印象にもなります)
しかし、「比較的高価なこと」「プレート単体で使用することができないこと」「衝撃に弱い可能性があること」の3点がデメリットになると考えられます。
- 高額:40kg×2で35000~100000円ほど
- プレート単体で使用することは難しい
- ディッピングベルトなどでつり下げることはNG?
特に注意してほしいのが「ディッピングベルトなどでつり下げることが難しい」点です。他にプレートを用意できるのであれば問題ないのですが、懸垂やディップスでの加重ができないことは、大きなデメリットとなります。
まとめ
どの種類の可変式ダンベルがおすすめできるのか? ・・・は、「どのように器具を拡張していく予定でいるのか?」という個々の戦略によって大きく変わってきます。
バーベルへの移行を考えているのであれば、バーベルのプレートを使用することができますので、ダンベルはアジャスタブルダンベル(またはブロックダンベル)を購入しておけば問題ありません。
ダンベルだけでのトレーニングを継続していく予定なのであれば、はじめに40kgセット(20kg×2)のプレート着脱式ダンベルを購入し、成長にあわせてアジャスタブルダンベルなどを購入することをおすすめします。
後々のことまで考え、後悔のない選択ができることを願っています。