ウォーキングの消費カロリー。計算することの無意味さに気づくべき。

ウォーキングの消費カロリーは、おおよそ「体重kg×移動距離km」によって導き出すことができます。・・・というか、ウォーキングに限らず、ジョギングやランニングであっても「体重kg×移動距離km」くらいが妥当な値となります。

しかし、これらの値はあくまで推測値です。
体重60kgの人が3kmのウォーキングをすれば必ず180kcalの消費があるというわけではなく、180kcal前後の消費がある可能性があると認識しておいてください。

このことからも、消費エネルギーに関する計算は無意味です。

確かに、「エネルギー収支のマイナスを約7200kcalつくり出すことができれば1kgの体脂肪を減らせる」というのは(机上の計算では)正しいのですが、事はそこまで単純な話ではありません。

同じ反応は起こらない

運動による消費エネルギーを正しく把握することは不可能です。
消費エネルギーというのは、年齢、性別、体重、体脂肪率(除脂肪体重)、その日のコンディション、気温など、様々なことに影響を受けます。

不確定要素の大きな消費エネルギーを計算しても、何の役にも立たないのです。

もちろん、ウォーキングは効果的な運動です。
しかし、「何キロ歩いたから何キロカロリーの消費があったはずだ」と考えることには意味がないことを知っておく必要があります。

ストレスは禁物

消費エネルギーに捕らわれてしまうと、精神的にきつくなります。

消費カロリーを気にしているという事は、多くの場合「体脂肪を減らしたい」という願望を叶えるためであるはずです。もちろん、ウォーキングは純粋な有酸素運動ですので、体脂肪を燃焼させるためには効果的な運動です。

しかし、消費エネルギーが不確かな値である限り、「何キロ歩けば何キロの体脂肪を減らすことができる」とは言い切れない部分があります。

人は現金なもので、「努力に対する効果(見返り)を感じられなければ、努力を続けることを止めてしまいますよね?」・・・であれば、ウォーキングの効果(この場合、消費カロリー)を数値化するべきではありません。

無用なストレスは、ダイエットの敵でしかありません。

まとめ

ウォーキングの消費カロリーは、おおよそ「体重kg×移動距離km」で導き出すことができます。・・・しかし、この計算で導き出される値は、あくまで推測値でしかないことを覚えておいてください。

無用な消費エネルギーの計算は、ストレスの原因になります。

どんなダイエット方法を選んだとしても、筋肉を減らさずに(除脂肪体重を減らさずに)体脂肪だけを減らす為には想像以上の時間がかかります。ストレスが原因となってダイエットをあきらめてしまっては、本末転倒です。

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