筋トレ2週間で得られる効果。筋肥大はしないが多くの変化が起こる。

筋トレ2週間は、最初のターニングポイントです。
このタイミングで「筋トレには効果がない」・・・とあきらめてしまう方も少なくありませんが、このタイミングであきらめるのは「すごくもったいない」ことです。

筋トレ2週間目というのは筋肥大がはじまるタイミングです。
これ以降、筋トレを継続することで(トレーニング強度と食事内容に応じた)筋肥大が起こります。

見た目の変化が起こる最初のタイミングであるといえます。
とにかく、あきらめずに継続することがポイントです。

筋肥大がはじまるタイミング

筋肥大は、トレーニング開始2週間目以降にはじまります。

筋トレをはじめても、すぐに筋肥大が起こるわけではありません。
短期間の筋トレで「筋肉が硬くなった!」「筋肉が一回り大きくなった!」など、一喜一憂する方も少なくありませんが、それは、筋肉の腫れでしかありません。

正確には「浮腫」と呼ばれるのですが、慣れない筋トレを頑張りすぎてしまうと、筋肉が腫れることによって「硬くなる」「大きくなる」などの変化が現れます。

本質的に筋肉が大きくなっているわけではありません。
適切なトレーニングを実施していたとしても、筋肥大がはじまるまでに2週間、筋肥大を実感できるまでに2~3ヶ月というのが現実的な数値です。

筋肉痛に悩まされなくなる

2週目以降になると、ひどい筋肉痛は起こりにくくなります。
「筋肉痛が嫌だから筋トレはやりたくない」・・・と考えているのであれば、まずは頑張りすぎない筋トレ(余力を残した筋トレ)を2週間ほど継続してください。

しっかり追い込むのは、2週目以降からでも遅くはありません。

筋肉には筋肉痛に対する高い適応能力があります。つまり運動刺激に慣れると、次第に筋肉痛が起きにくくなってくるのです。

引用元:谷本道哉[著]『学術的に「正しい」若い体のつくり方』P154より

・・・むしろトレーニング初期に頑張りすぎるのは良くありません。
はじめから無理をしすぎてしまうと、「治りにくい筋肉痛や怪我」のリスクを高めてしまうことになります。

さらに、治りにくい筋肉痛や怪我を我慢してトレーニングをしてしまうと、繊維化(ファイブローシス)の原因になります。・・・筋繊維自体が硬くなって柔軟性に乏しい筋肉になってしまうということです。

基礎代謝(または活動代謝)の向上

筋トレをすると、代謝が向上します。
筋トレによる代謝向上は「筋肉が増えることによる代謝向上」だけだと考えられがちですが、実は、筋肉が増えなくても代謝は向上するのです。

理由は、2つあります。

  • 筋肉の修復過程での代謝向上
  • 脂肪が積極的に消費されることによる代謝向上

筋力トレーニングによってストレスを受けた筋繊維を修復するためには、エネルギーを必要とします。このことが「筋トレ後6~48時間にわたる代謝の向上」という結果につながります。

また、そのタイミングでのエネルギー源は「脂肪の消費される割合が高まる」という特徴を持ちます。

普段なら糖と脂肪が使われる割合は五対五ですが、それが、四対六、あるいは三対七と脂肪が使われる率が明らかに高くなるのです。

引用元:石井直方[著]『一生太らない体のつくり方』P78より

これらのことから、筋トレ開始2週間というのは「普段よりも食べているのに体重(脂肪)が増えない」「食事内容を変えていないのに体脂肪が減ってきている」などの変化を実感しやすくなります。

筋肉が増えていなくても、代謝環境は大きく変化しています。

まとめ

筋トレ2週間は、筋肥大のはじまるタイミングです。
筋肥大による体の変化は実感できない時期ではありますが、筋肉痛が起こりにくくなったり、代謝の向上を実感できるようになります。

このタイミングであきらめてしまわないことがポイントです。

2週目以降、体は着実に変化していきます。
トレーニング初期に怪我をしてしまっては元も子もありませんので、無理をせずに「継続できること」を最優先に考えることをおすすめします。

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