マッスルメモリーの仕組み。過去の筋トレ経験は無駄にはならない。

過去の筋トレ経験は、無駄にはなりません。

筋肉は与えれれた負荷に応じて成長(筋肥大)します。
当然、筋トレを止めてしまえば萎縮してしまうことになるのですが、一度鍛えられた筋肉は「トレーニングを再開すれば元に戻りやすい」という特徴を持つようになります。

この仕組みのことを、「筋の記憶=マッスルメモリー」と呼びます。

マッスルメモリーのメカニズムは、完全には解明されていません。
しかし、現時点で考えられている有力な説として「筋繊維の核が増えているため」というものと「筋繊維が増えているため」という仕組みが注目されています。

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筋繊維の核が増える?

トレーニングによって筋繊維の核が増える可能性があります。

筋繊維は、多くの核を持つ多核体です。
ひとつの核が支配できる細胞の領域には上限がありますので、核の数が増えなければ筋繊維の肥大(筋肥大)は停滞してしまうことになります。

ごく最近の研究から、マウスの筋に過負荷を与えると筋繊維の核の数が増え、その後、除負荷してその筋が萎縮しても、増えた核の数は長い間減らないことが実証されました(Bruusgaardら、2010)。

引用元:石井直方[著]『トレーニングをする前に読む本』P58より

筋繊維の核数は、トレーニング効果に直結します。
トレーニングによる筋繊維の核が増えるまでの時間を短縮できることになりますので、トレーニング効果があらわれるまでの期間を大幅に短縮することができます。

筋繊維自体が増える?

トレーニングによって、筋繊維の数が増える可能性があります。

筋肉は、損傷した筋繊維にサテライト細胞がはりつくようにして補修されていきます。上記で説明した「筋繊維の核が増える」というのも、サテライト細胞が筋繊維に融合することによるものです。

そして、サテライト細胞には「単独で新たな筋繊維をつくる能力」があり、トレーニングによるミオスタチンの分泌抑制作用も相まって「筋繊維が増えやすい環境が整っている状態」であるといえます。

ミオスタチン(マイオスタチン)とは、筋繊維から分泌される成長因子です。「筋繊維の形成と筋肥大を抑制する」という働きを持ちます。

筋繊維の数は、簡単に減るものではありません。
筋繊維が増えている状態でトレーニングを再開できるのですから、ゼロからトレーニングをはじめるよりも筋肥大のペースは早くなります。

まとめ

筋トレによるトレーニング効果は、長期間持続されます。
「筋トレをしても止めてしまえば意味がない」という話を聞くこともありますが、一度鍛えられた経験を持つ筋肉は、鍛えれた経験を持たない筋肉とは全くの別物です。

もし、「昔はいいカラダをしていた」という経験があるのでしたら、トレーニングを再開することによって(比較的短期間で)トレーニング効果を実感することができます。

また、「トレーニング経験がない」「一度も満足のいくカラダになったことがない」という場合であっても、これからのトレーニングが無駄になることはありません。数年後、数十年後の貯筋のためにも、筋トレには大きなメリットがあるのです。

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自宅筋トレ(ダンベル、ベンチ、チンニングスタンド、スピンバイクを用いた筋トレ)を実施しています。筋トレブログ運営者としての目標は大きくありませんが、ダビデ像のような見た目を一生涯維持することを目指しています。